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私、花子は孤島感が好きで一度行ってみたかったここ、北海道に上陸した。
“胸は肉のアクセサリー”
「胸はアクセサリーで御座います。」と謳った奇怪な美術館『胸肉美術館』が北海道の僻地にある。“胸=肉のアクセサリー”といったいかにも怪しいスローガンから造られた美術館。「胸=肉の“=”は“お胸でパツンパツンになった際のTシャツのシワ”も意味しておりますよ。そのエレガントなシワさえも衣類の装飾美なので御座います。」とも謳っていた。
“性の悩みが終わる”
また、ちまたでは「この胸肉美術館に行くと性の悩みに振り回される日々が終わる。なぜなら、今までエロい目で見ていたのが今度は衣類ばかり見るようになってしまってムラムラしなくなる。服が気になってしまう。ブレスレットが気になってしまう。胸の上に乗っている“ネックレスが”気になってしまう。ピアスが気になってしまう。ヘアメイクが気になってしまう。フェイスメイクが気になってしまう。唇メイクが気になってしまう。アイメイクが気になってしまう。ネイルメイクが気になってしまう。そうして性の悩みに振り回されなくなる。性の悩みが終わるわけではないが、少なくとも振り回されなくなる。」といった胡散臭い噂もあった(そういった幻想で現実を覆い隠すようなものもあたしは好きだ。)
※準備中※