「さらなる軽量化に成功しました!」
「さらに軽くなりました!」
シリコーン素材のラブドール業者は軽量化したことをまるで大発見したかのように言う。
最初はその意味が分からなかった。軽くなるということは人間から遠ざかるということ、”もっと人工的にしました!”と言っているようなもの、そう感じてしまっていた。
しかし、TPEドールにてセックスを日々繰り返して「セックスに飽きた段階」に至った時にやっとその意味が分かっていった。
「シリコーンドールはセックス目的では論外で、鑑賞目的でしか欲しくない。」と感じ始めたのである。そして鑑賞目的なので服を着せる時やポージング変更する時に“もっと軽くして欲しい”と切実に感じ始めたのである。
シリコン素材ドールは鑑賞目的一択なので重さが邪魔
「とにかく重さをなんとかして欲しい」「とにかく重量をどんどん減らして欲しい」「とにかく“リアルドールなのに3kg”といった段階にまで軽量化して欲しい」そう感じるようになって行った。
シリコーンドールはもはや鑑賞目的でしか楽しめない。重さはセックスに特化しているTPEドールのほうに求めてしまう。しかし、鑑賞目的で重さは邪魔にしか感じられない。
ホコリまみれになってハケではたいても取れなくなった時には洗いたくなってくる。しかし、重いと気軽に風呂場に持ち込めない。
セックス目的ならば重いほうが気持ちいいので重いと感じながらも許容しながら風呂場に持ち込める。
しかし、シリコーンドールはセックスでは全然気持ちよくなれない(4woodsは例外)。
重さを許容できるメリットが無い。重くする理由が無い。鑑賞目的に重さは非常に不要に感じるようになっていってしまう。
シリコーンドール業者はセックス目的で売っていない
乳首も見せて、裸も見せて、性的なポージングも見せているのにシリコーンドールはセックス目的で売られていない。
それは「鑑賞目的」で売られている。「勃起するほどの魅力的な姿を目の前にできる鑑賞」がウリだった。これがシリコーンドール業者のうちに秘める共通的なウリであった。
最初は「そう言いながらも実はセックスも気持ちいいんでしょう?」「セックスが気持ち良いという特性は社会的に言いにくいからあえて伏せているだけでしょう?」といった感覚だった。
しかし、シリコーンドールの代表的存在であるオリエント工業のラブドールはセックスが論外中の論外レベルに気持ち良くなかった。
シリコンアートのラブドールも同様に論外レベルで気持ち良くなかった。
勘違いしていたのである。シリコーンドールをセックス目的で買ってしまっていたのである。シリコーンドールは「鑑賞目的でのみ」買うと期待外れにならずに済む。
4woodsはセックスでも気持ち良くなれた。4woodsは例外となる。しかし、シリコーンドールは共通的に「鑑賞目的のみ」が「セックスに飽きた段階において」の購入動機である。
鑑賞目的では「もっと軽ければ鑑賞をもっと楽しめるのに」とたびたび感じる。そのため、シリコーンドール業者は「軽量化」を「お待たせしました!」と言わんばかりに発表するのである。
「シリコンドールは軽量化するべし!」というのをどんどん広めていきたいとさえ感じてしまう。
「なぜ軽量化?どんどん人工的になっているのでは?」
鑑賞目的一択なので軽量化されればされるほど楽しめるため!