オリエントドールとTPE素材のドールを実際に購入し、そして観賞し、セックスし、撮影し、洗浄し、両者の違いを購入当初から常に意識しながら何年も過ごした。
その結果、明確な違いが判明した。オリエントドールは明らかに雑誌ELLEに出てくるファッションモデルの存在だということに。
谷間を出しているのにエロくない、上品。
谷間を出しているのになぜかエロくない人が存在する。かといって野暮ったくない。エロさを超越している。そして性的な尾ひれがつくことなく完全なるファッションの次元に居る。オリエントドールはまさにその次元に居る。
谷間から淫臭が漂ってくるような性的な視覚的ニオイがオリエントドールの谷間から漂ってこない。
とにかくオリエントドールを目の前にするとそれまで抱えていたモワモワした性的な感覚が吹き飛ぶ。「女神降臨」と言わんばかりに吹き飛ぶ。
よく見たらエロい、しかし上品。
よく見たら谷間出していたり巨乳だったり乳首勃っていたりお尻が突き出ていたりとびっきりの美女でエロい。
しかし「エロい」と思った瞬間に食い気味に直後に「えr…ファッションモデルの人?」という感覚にすり替わる。
これがすごい、神技術だ。オリエントドールは美術大学卒の人たちが中にいるそう、まさにこの次元は彼らの技術に他ならない。
「エロとファッションを兼ね備えている」と言った次元ではなく、「完全なるファッション、エロは単なるアクセサリー」そのような次元、完全にファッションがすべての印象を掌握している。
オリエントドールはそれだ。ラブドールというより「ファッションモデル」だ。
意味不明なほど繊細な違い、それをオリエントはガッチリとらえている
ELLEというネーミングを考えた人は一瞬、ELLOにしようか迷ったかもしれない。しかし、目的はエロではない。
「谷間を見せているのに」「ヌードなのに」性的なニオイがしない。一瞬、エロいと勘違いする、しかし、よく見たら「ELLE」、Oだと空目したがよく見たらE、エロではなくエレ…
「どうでもいいほど繊細」
しかし、重要な違い、そんな繊細な感覚がオリエントドールにある。
オリエントドールはその繊細すぎてふわふわした謎の感覚、雑誌コーナーで週刊大衆のどエロ男性用雑誌から流し読みして、次に小悪魔系の女性用エロ雑誌、そして、ファッション雑誌ELLEを開くと明らかに違う。同じように谷間を出している、ヌードが時々ある、しかし、何かが違う。
ELLEはよく見たらエロいのに、ファッションが全てを包んでいる。美術が全てを包んでいる。
「週刊大衆をレジに持っていくのは恥ずかしい。小悪魔なんとかの女子力なんとか雑誌を持っていくのは恥ずかしい。しかし、ELLEを持っていくのはなぜか男女ともに恥ずかしくない。開いたら谷間あるのに。表紙に谷間あるのに」その繊細な違いが、ドール業界において、オリエントドールに具現化されている。
オリエントは将来ヒューマノイドを作るに違いない。
そしてそのヒューマノイドたちの職業は間違いない、
ELLEのファッションモデルだ。
– “胸は肉のアクセサリー”胸肉