オリエント工業の公式サイトを開くと勃起してしまう。いかにもセックスが気持ち良さそうに見える。いかにもおっぱいが柔らかそうに見える。いかにも乳首が美味しそうに見える。
しかし、実際にそのような性的な目的で触ると裏切られる。カチコチで硬くツルツルの無機物表面で激萎えする。そして至る、美術目的がベストだと。
オリエント工業のサイトで勃起する
オリエント工業の公式サイトを開いて勃起してしまう。いかにも美味しそうな乳首。一瞬、本物かどうか区別できない見た目。
毎日オッパイを揉む日常、毎日セックスする日常、それを思い描いてしまう。
しかし、オリエント工業はその目的を果たす事は出来なかった。オリエント工業のラブドールは硬い。さらに肉体接触感がツルツルしていたのである。
それはもはやセックスドールでもラブドールでもなく「マネキン」を抱き締めている感覚、今すぐ返品したくなってしまう。
性的な目的は期待はずれになる
触って癒されたい。挿入して癒されたい。セックスして癒されたい。添い寝して癒されたい。オッパイ触って癒されたい。キスして癒されたい。
それらの目的はことごとく期待はずれになる。硬いのである。ボディがプラスチックみたいで光に反射で照り返すレベル。
オリエント工業はいまだにボディの継ぎ目を無くそうとしない。ガッツリと継ぎ目を残している。昔も今も変わらず残している。
継ぎ目が目に入るたびに人工物だと再認識させてくる。オッパイを揉んでいる時、セックスしている時、服を着せてこれからセックスしようという時、人工物だと再認識させられて萎える。
しかし、遠くから見るとやっと継ぎ目が無いように見える。
そしてその時に気づく。オリエント工業のラブドールは「いかに触らずに癒されるか」が醍醐味であると。
美術鑑賞的な目的で期待外れにならない
カチコチに硬いボディは「触らないで」という意思表示だった。
ツルツル系でプラスチックみたいで照明もテカテカと反射するレベルの表面は「抱き締めないで」という意思表示だった。
他のドールメーカーは継ぎ目を無くそうと躍起になっているのに、オリエント工業は昔も今も変わらず継ぎ目を無くそうとしない。遠くから眺めるとやっと継ぎ目が無いように見える。「遠くから眺めて」という意思表示だった。
触らず、抱き締めず、遠くから眺める。その時に驚く。
その状態で「人間に見える」のはTPEドールでもなく4woodsでもなく「オリエント工業のリアルラブドール」だということに。それに驚く。
触らずに遠くから眺めた時にそこに「人」がいる感覚がして癒される。これがオリエント工業の真価だった。※人恋しさは満たされなかった。
一言で言うと「美術鑑賞目的」で期待はずれにならない。美術館に入って美術品にベタベタ触りながら観賞せず、距離を保ってただただ眺めるだけの鑑賞、あのスタイルとなる。オリエント工業は美術館スタイルが期待外れにならない。
「オリエントのサイトで勃起したら?」
性的ではなく“美術鑑賞目的”が裏切られない!