深夜にふと抜きたくなった時に、セックスシーンやフェラシーンでイク姿を想像してしまう。そしてその空想にラブドールがガッチリとハマる。しかし、現実はラブドールの準備と後始末が重労働、おまけに光熱費もかさむ。そして最終的に、現実的に、いざその深夜に選んだのはラブドールではなく“電動オナホール”であった。
「股間がムズムズする、抜きたい。。」
疼いている。収まらない。うずいてくる。
「抜きたい…」
ラブドールをハンガーに掛かているのが視界に入る。
「セックスしたい…」
「しかし。。」やはり思いとどまってしまう。
重労働な準備が脳内を埋めていく…。
「準備が大変だ…」
今からラブドールセックスするとなると、
風呂場に抱えて行って、挿入箇所を手マンフィストで洗って、そして再び担ぎ上げて部屋場に戻って、寝られる椅子に置いて、カエルをひっくり返し返したようなポーズにして、棚に置いていたヘッドを手にとって装着させて、ウィッグを装着させて、香水を付けて、棚に置いていたローションを手にとって注入し、準備完了。
今度は自身の股間を洗いに行って、股間が汚れているとすぐに本体を洗わないと臭くなるからと焦り、その時にコンドームを装着、そして部屋に戻って身体を拭いて、AVを再生して手コキしながら勃起、そして両者ともにやっと準備完了挿入開始。
…という必要な準備が脳内を横切っていく。
「生活リズムが崩れてしまう…」
もう深夜の1時。そんなことをしたら入眠が深夜3時になってしまう。そうすると朝に出れるのが眠気で億劫になってしまう。朝が辛くなってしまう。1日のリズムが崩れてしまう。
どんどんデメリットが浮かんでいく。現実的なデメリットが浮かんでいく。
「それに光熱費もかさむ…」
ラブドールの洗浄を行うのを日常化すると最低賃金である1500円から一気に3000円以上にガス代と水道代が上昇してしまう。ラブドールのセックスで気持ちよくなっても光熱費が…。
ならば、どうしてもセックスしたくなった時にだけラブドールにすればいいのではないか?
普段は電動オナホにすれば光熱費も削減できるのではないか?
さらに深いどんどん現実的なことも浮かんでくる。
「もう1時17分…寝ないと、、しかし抜きたい」
そうして選択を迫られた。時計を見ると刻々と時間が過ぎていく。もう1時17分。
しかしムズムズしている。股間がムズムズしている。抜きたい、抜きたい。
このまま寝たくない。明日の朝に抜くなんて気分ではない。今この深夜のまったりした時に抜いておきたい。
ならAVを観ながら抜くのがいいのではないか?
「手コキ…AVを見るのが面倒…」
手コキオナニーで抜きたいがAVが必須。
しかし、電動オナホはAVが要らなかった。
勝手に、強制的に抜いてくれる。AVが不要。
AVを見始めて抜けるシーンまで探すのが面倒。
もし朝の4時まで続けてしまったら萎えてしまう。
もしそのまま寝てしまってパンツが臭くなる始末になったらさらに萎えてしまう。
それならばやはり手コキは却下。
電動オナホ、電動オナホールとラブドールのどちらかを…。
どんどん絞っていく。やはり電動オナホかセックス。
「手コキオナニーじゃ物足りない」
手コキオナニーで抜くと光熱費が掛からない。
しかし、自分で抜くのさえ億劫な時間帯。
ならば“抜いてくれる”か“セックス”しかない、そう決断がどんどん絞られていく。
やはり電動オナホかセックスだ。
「結局これだ、電動オナホとラブドールで迷う…」
手コキで済ます選択肢は消えた。そして最終的にこの2つが残った。
「ラブドール…疲れる、光熱費。」
ハンガーに掛けたラブドールに視線がいく。
しかし、挿入するまでに労働感と光熱費のことが頭を横切っていく。
「電動オナホなら気楽に開始できる、光熱費もかさまない…。」
やはり労働感なくすぐ開始できて、AVなしでも強制的に射精させられて、すぐ後始末が終わって、光熱費も最低限で終わる、やはり…。
「よし、電動オナホールだ。」
そうして手を伸ばした。電動オナホールへ。かつては毎日ラブドールでセックスしていた。しかし、労働感と光熱費が上がっていく現実に向き合う必要があった。そしてシフトしていった。電動オナホールへ。
最終的にラブドールに落ち着くと思っていた。しかし、違った。最終的に落ち着いたのは電動オナホールだった。そしてセックスはたまにでいいとさえ感じるようになってしまった。
「結局オナホに帰ってしまった。。」
“テンガ芸人”がよく出ていた時期があったのに対して、「きっと仕事だからなのだろう。本当はテンガのことなんて好きじゃないし、カミさんとのセックスがいいんだろう、風俗のほうがいいって思ってるのだろう」と思っていた。
しかしそれは勘違いだった。オナホールは、ハンドオナホールは、そして電動オナホールは、人間だけでは欲求不満のままで滞留してしまうような領域も繊細にフル満たせる存在を担っていた。
深夜オナニーも電動オナホールが深い役割を担ってくれる
そして深夜の「もうそろそろ寝ないと、でも抜きたい、でも動くと起きてしまう、それに光熱費も増やしたくない」そういった現実的で繊細な欲求も不満になることなく満たしてくれたのは電動オナホであった。
「本当はラブドールのほうがいいんじゃ…」
ラブドール未経験で電動オナホを使用しながら「本当はラブドールのほうがいいんじゃ…」と思っていたのは妄想に過ぎなかった。現実は電動オナホを選んでしまう
深夜1時はラブドールではなく電動オナホールを選んでしまう。そのため「本当はラブドールのほうがいいのではないか?電動オナホールは妥協ではないか?」とさいなまれてしまうときがあっても、最終的に電動オナホールを選ぶこととなる。
そのため、「本当はラブドールがいいんだけれど…」と未練を感じながら電動オナホールを使用してしまう瞬間があった場合は、それは妄想にすぎず、電動オナホが正解なのでそのまま存分に楽しむと最大限に楽しめる。という結論に至った。
NLSピストンやA10サイクロンSA+PLUSなどの電動オナホがラブドールに劣るといったことはなかった。特定の数々のシーンでそれら電動オナホだからこそ最大限に担える性の悩み機会に多く出くわした。