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「買ったら取り返しのつかないことになりそう」

「買ったら取り返しの付かないことになりそう」最初はそう思っていた。案の定、取り返しの付かないことになった。
ラックにはもう触らなくなったラブドール達。これまで最高のラブドールに出会うために人柱となったドール達。「すべて1年以内に飽きてしまった。」
中には開封直後に飽きたドールも存在する。
そしてラックに詰まれていった。

そしていざ“処分”するときにとても困った。
まず売却にあたって再び洗浄するのが大変。
そして非常に重たいラブドールの梱包箱を組み立てるのが非常に大変。
そして緩衝材を引っ張り出してくるのが大変。
そしてラブドールの買取業者に依頼するために現状写真を撮るのが大変。
そして配達業者の人に集荷依頼するのが大変。
そして発送伝票に書くその発送先や品名や段ボールの形からおそらくラブドールだとわかってしまうのが億劫….
そのとき感じた。
「“鍵付きソファー付きで”買っていたらこんなに大変で億劫なことにならなかった」
と。
「鍵付きソファー付きを買えばソファーに生まれ変わる」

もしソファーで買っていたらラックなど買っていない。

部屋の各隅にソファーを設置してとてもオシャレな部屋になっている。
しかし、今は違う。
「ヒューマノイドの工場」と言わんばかりの情景…。
しかし「後から鍵付きソファーを買う気に一切なれない」という問題…。
「ヒューマノイド工場のような情景は参考にすべき部屋ではない。
「買って失敗だった」
「飽きてしまった」
そうなれば鍵付きソファーさえあればその後はシンプル。
「ソファーの中で深い眠りについてもらう」
「そしてインテリアに生まれ変わってもらう」
これ一択だ。
「ベンチとして売却できる」

ソファーならば長い間眠っていた間もラックと違って「ホコリが被らないので」再び洗浄することなくそのまま売却できる。
ソファーならば「ベンチ」で売却できる。正直、見た目はソファーというより「ベンチ」だ。よって、ベンチとして売却できる。
ソファーならば箱型なので「直接発送伝票を貼って」発送できる。そのベンチ全体を少し包む程度でもサクッと発送できる。
ソファーならば40kg以上でしかも170センチ越えなので「配達員2人」が来る。
ソファーならば配達員2人がかりでお互いに気持ち良く発送できる。
「段ボールで170cm越えで30kg程度」だと「配達員1人」になってしまい、配達員1人だと「非常に面倒くさそうに」持っていかれる。
しかし配達員2人だと「かなり楽そうに」持っていかれる。それをラブドールを何回も迎え入れて経験した。
もし「段ボールで170cm越えで40kg越え」になり、配達員2人がかりになっても持ち上げたときに中身のドールが重過ぎて段ボール負けして底部がボコッと盛り下がって「あれ?人が入ってる?もしかしてラブドール?」というのがバレてしまう。しかし、そんなことにならない、ソファーならば。

これらの面倒なことが鍵付きソファーさえあれば全て解決できるのだ。
もう取り返しの付かないことは起きない。
「ラブドールを買ったら取り返しの付かないことになる」それらは鍵付きソファー付きで買ったことのない場合の意見だ。
鍵付きソファーが付いているラブドールを買いさえすれば全てうまくいく。
もう大丈夫。
さぁ、手を差し伸べて。
