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届いて返品したくなる
届いて早速ダンボールを開封しておっぱいを揉む。「著しく柔らかくなりました!」その文言も公式サイトで見ている。
さらにオリエントはラブドール業界でいっっつばんと言わんばかりの有名さ。
「きっと人間の本物のオッパイと区別できないほどの柔らかさだろう!」
そう期待して揉むと「明らかに硬い」
明らかに人間のおっぱいではない。明らかに人工物。タプタプ感も無い。ユサユサ感も無い。ブルブル揺れることさえも無い。
硬い。
無機物で作った物体を揉んでいるよう。100円ショップで『オッパイの形をしたゴムボール』を買ってきてそれを「これは生々しいおっぱいだ生々しいおっぱいだ」とずっと妄想で補わないとただのゴムボールにしか思えない感覚のよう。
おまけにシリコーン特有の無機物人工感が手のひらに伝わってきてさらにその無機物感が強まってくる。
人間はもちろん生物の部位を揉んでいる感覚さえも無い。
「人間と区別できないほどのおっぱいが揉めると思っていたのに…」
そう返品したくなる…
おっぱいの時点で返品したくなる感覚にさいなまれていった。
抱き締めて返品したくなる
「硬い」
抱き締めた時にそう萎え感が全身に走っていく。オナホ業界のラブドールを抱き締めて体験していた生物的な生々しさが全然無い。
「ファッション店に展示されているカチコチに硬いマネキンを抱き締める」といった感覚に相応しい。
「抱き締めて癒されたい」
そう思っていたのに、それが全然満たされない。
ブヨブヨしていない。腕を掴んでも生物では無い。明らかに人工物。
「人間でなくとも少なくとも生物を抱き締めている肉体感はあるだろう」
その期待が全て打ち砕かれていく。
そして返品したくなる…
抱き締めた時点でさらに返品したい感覚にさいなまれていった。
セックスして返品したくなる
突くたびに感じる。
「関節箇所の可動域が狭い、狭すぎる」と。全然レッグが曲がってくれない。
そしてボディ全体が硬いので突くたびに「カチコチのマネキンに突いています!」といった無機物感。
生物とセックスしている感覚では無い。ファッション店からマネキンを譲り受けてそのマネキンに穴を開けて改造してそこにハンドオナホを装着して無理やり挿入して無理やりセックスしてあとは想像補完で無理矢理射精に至る感覚。
「人間と区別できないセックスができると思っていたのに…」
その期待が粉々に打ち砕かれ、さらにさらに返品してくなっていく。
そうしてついには押し入れ行きとなっていった。
再びTPEドールやオナホ業界のラブドールにて楽しむ方向に戻って行ったのである。
いかに触らずに眺めて楽しむものだと悟る
「おっぱい箇所も揉んでしまった、抱き締めてしまった、セックスもしてしまった。返品はできなくなった。売却しかない。しかし…発送するのも大き過ぎて億劫…。いつ売却しようか、いつ売却しようか…」そう悩んでいた。
しかし、性の悩みに振り回される感覚が終わった段階でそれは消えていった。
オナホ業界のラブドールそしてTPEドールにて毎日セックスを行い、セックス欲が満たされていって「セックスが面倒」といった段階に至った時に、売却したい欲求が消えていったのである。
そして押し入れからふと取り出して立たせて飾った時に、驚いた。
「眺めているだけで癒される」
オリエント工業はヘッドだけはダントツで生々しいので「人間と見つめ合っている」といった感覚になっていく。今まで経験してきたTPEドールとは次元が違う。4woodsに比べてもさらに生々しい、ヘッドだけは。
セックスしたい欲求も無い、おっぱい触りたいといった欲求もない、抱き締めたいといった肉欲もない、その段階で初めて「楽しめる」と感じられたのである。
オリエント工業のラブドールの真価にやっと向き合えた瞬間であった。オリエントの真価に向き合うには「性欲に振り回されていない段階」である必要があったのである。
そして痛感した。
オナホ業界のラブドールやTPE素材のラブドールそして4woodsドールは「触って楽しむ存在」であることを。
そしてオリエント工業のラブドールは「いかに触らずに楽しむ存在」であることを。
その時同時に興味をさらに持っていた存在がある。それが「美術」である。美術は「触らずに眺めるだけで楽しむ」それが醍醐味の1つ。
絵画を眺めて、あたかもその絵画と会話しているように妄想で補いながら鑑賞していく楽しみ方もある。いかに触らずに楽しむ。
オリエントドールもいかに触らず楽しむ方向性でやっと楽しめていった。触らず会話しているように楽しむ。オリエントは「美術品」だったのである。機能的な性具では全くなかったのである。
そして悟った。
オリエント工業のラブドールは「いかに触らずに楽しむか」という目的で買うと「返品したいといった感覚になることなく」より純粋的に楽しめるということを。
そしてオリエントドールを楽しむ段階に至るためには、オナホ業界のラブドールやTPE素材のリアルドールという“セックスに特化した”存在が必須であった。
それらセックスに特化したラブドールと毎日セックスを行い、セックスが面倒と感じるようになっていって、やっとオリエントドールを楽しめるようになっていく。その流れであった。その流れでオリエントは楽しめる。
「性的な目的でオリエントを買うとどうなる?」
返品したくなってしまう!
純粋に美術品として買うのが楽しめる!
→関連ページ:「オリエント工業と4woodsの違いは?」→完全な美術目的かどうかが違う
