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セックスが前提でポージングが崩れやすい

TPEドールはオリエント工業などのシリコーンドールと違って「セックス目的が前提で作られている」のでポージングが崩れやすい。
「立たせて放置する・立たせてずっと飾る」といったのが考慮されていない。そのため、少しぶつかると倒れることもしばしばある。また、ヒザ箇所のポージングが安定しない。
オリエントドールはシュッと一発で立たせられる。立たせて飾るのに特化したポージングがそのために生まれたかのようにすぐにできる。
しかし、TPEドールは立たせるには少しレッグ同士が開きすぎてしまったり、レッグの角度が立たせる向きではなかったり「慎重に立たせる目的に合わせて曲げる・微調整する」といった事務感がある。
特に何も考慮せずにただただ立たせようとしたときに、棒立ちではなくて妙に傾いていたり、妙に斜めになっていたり、とにかく安定しない。
結果、崩れやすい。上手く立たせられるかどうかのギャンブル感がある。
最近は、フット裏箇所が改善されたり、立たせることも考慮されて改善されている場合もある。そしてTPEドールの写真でも立たせているポージングが多い。それらの写真は立たせるまでにかなり神経を使っている。時間を使っている。手間を使っている。微調整を行っている。
オリエント工業はサクッと立たせられる。オリエント工業は「太いマジックペン」を立たせるように楽であり、TPEドールは「鉛筆を立たせる」ように神経を使う。オリエント工業などのシリコーンドールでサクッとできていたことが、TPEドールではなかなか手間と時間が掛かる。
TPEドールは基本的に立ち回りが改善されていてもやはり「目的レベルがセックスなので」飾る目的が大前提ではない。そのため、TPEは立たせて飾るのには向いていない。
ヒップが変形する

うまく立たせられても今度はボディ変形が問題になってくる。「ボディが柔らかい」ので、例えば壁に立て掛けているとヒップ箇所が変形してしまう。
そのために、背面にクッションを挟んだり、飾っているのか保管しているのか分からないような飾り方になってしまう。煩雑な見た目になってしまう。野暮ったい飾り方になってしまう。クッションを挟まなかった結果、ヒップ箇所は見事にペタッと平らに変形してしまった。
オリエント工業などのシリコーンドールはヒップも含めてボディ全体が他のラブドールに比べて硬いので立て掛けていても、変形の心配があまりない。変形してもすぐに戻ってくれる。
そのため、シリコーンドールは気軽に立てて飾れる。立て掛けても気軽に飾れる。しかし、TPEドールはやはり「変形の心配」が出てくる。これが不向きだった。
フット裏が裂ける

シリコーンドールでもTPEドールも基本的に立たせ続けているとフット裏が裂けてしまう。これが改善されているラブドールも存在する。
しかし、シリコーンドールは結局、セックスの機会がないためそのまま裂けてしまっても、飾って眺める目的が主なので心情的なダメージ感がない。
しかし、TPEドールはフット裏が裂けると面倒になる。洗浄するとフット裏の内部からシャワー水と共に茶色い液体がでてきたりと色々な面倒なことが起こった。セックス中にその足裏がペニスに当たったときにはやはり萎えてしまうことが多々起こった。
フットオプションで「フット裏にボルトで固定できるようなネジ穴が出るタイプのもの」はフット裏は裂けなかった。しかし、フット裏「付近」のフット周りが裂けることが起こった。
また、TPEドールはうまく立たせないと「足をくじいたような状態のポーズ」になりやすい。これが劣化を急速に早めていった。
そしてやはりセックス中にそのフット裏がタオルに接触したり、内ももの接触したり、そういったのがあると「今後は絶対に立たせたくない。フット裏が裂けて、特にセックス中にそこが当たってきて萎えることがしばしばあるのでもう立たせたくない。」といった複雑な問題が出てくるようになった。
それから「TPEドールは立たせない」という感覚に切り替わった。
これが改善されて立たせられるようにフット裏が改善されていることもある。しかし、そもそもの目的レベルの段階において「立たせて飾るならTPEドールではなくシリコーンドールを選ぶ。」といった感覚になってしまう。
壁立て飾りに最適なのはシリコーンドール

素材レベルでそして目的レベルで全方位的に壁立て飾り目的に合っていたのはシリコーンドールだった。
シリコーン素材のラブドールはセックスには不向きであり「シリコーンドール=飾る目的のみ」といったのが失敗しなかった。※4woodsは例外的にセックスに向いていた。
そして「TPEドールならばセックスもできて飾ることもできる」と思っていてもいざ飾ると、やはり飾っていると「やけにムラムラしてくる」ため、結局「セックスする」という方向になり、しかし「飾っていたせいでフット裏に劣化が生じている」といった問題に直面し「ならばもうTPEドールは立たせて保管したりしない」といった目的に変わった結果となった。
そして飾っていてムラムラしなくなった段階になるとTPEドールに対して感覚は変わるのかというとそうではなかった。飾るならばTPEドールではなくシリコーンドールにしたいといった結論が強まった結果となった。
さらに、TPEドールは共通的に手の造形がお粗末になっている。シリコーンドールとは明らかに劣る。そのため、飾っているとやはり「飾るなら手の造形がよりリアルであるシリコーンドールだ。」と一層感じる結果となった。
TPEドールを立たせるというのは「一時的な目的」であると失敗しない。「一時的に立たせる目的のみ」であると失敗しない。
そして「ずっと何ヶ月も何年も立たせたままにする、立たせて飾ったままにする」といった場合はシリコーンドールが全方位的に向いている。
「壁に立たせて飾りたい!」
といった場合はシリコーンドールである!
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