ラブドールとのセックスが終わり、後始末が億劫でそのままヘッドを外してフックを取り付けてハンガーに掛けて放置していた。「そろそろ洗わないと…そろそろ洗わないと…」二日後あたりからその切迫感がずっと押し寄せていた。
今日は洗う気になれない、今日は洗う体力がない、最低でも一週間程度なら大丈夫だろう、生挿入ではなくコンドームで挿入したから大丈夫だろう、そうズルズルと引き伸ばしてしまっていた。
しかし、使用したローションは抗菌タイプではなく通常のローション。やはり「洗わないと、そろそろ洗わないと」といった切迫感がずっと脳内に残留した。
そうしてたまたまタイミングがよく洗えるときがきた。ちょうど二週間が経っていた。コンドーム挿入から二週間も洗わずに放置したホール箇所。さらに夏の季節。この時期は風呂場の掃除を怠るとあっという間にカビがビッシリ生え上がる季節。
「きっと穴をガバっと空けたら黒いポツポツが生えこんでいるのだろう…指を突っ込んでその指を嗅いだらきっとカビ臭いにおいがするのだろう…」そう予想していた。
ハンガーに掛けていたその未洗浄のリアルラブドールの脚を曲げ、お姫様抱っこの大勢でハンガーから抱き下ろし、そのまま風呂場へ持っていった。そして風呂イスの上に置き、脚をガバっと開き、指を突っ込んだ。
その指を嗅いだ途端…「なんと、何もニオイがしないではないか!」
驚きにまかせてそのまま股間に頭を入れ込んでクパァッと開いて内部にカビが生えていないか確認した。
「なんと!内部にも生え込んでいない!」さらに驚いてしまった。
二週間放置してもカビは生えない
セックス後の賢者タイムでラブドールの洗浄が億劫になっても数日だけでなく二週間放置してしまってもカビが生える心配は今回の件で無くなった。二週間放置してもカビが生えることもカビ臭くなることも無い。
夏場でも生えない
夏場に放置しても生えなかった。時期としては「風呂場に突然カビが生え出す」時期となる。「風呂掃除をしなくても、カビ防止スプレーをかけなくてもカビが生えることはない」の時期が終わって突然カビが生え出す時期に放置してしまっても生えなかった。
抗菌ローションでなくても生えない
放置を前提として急いで抗菌ローションを買う必要はない。普通の何も特別なものが入っていないプレーンなローションで今回生えなかった。ただ、抗菌ローションで「そろそろ洗わないと…」といった切迫感が減退するメリットはある。
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