札幌の地下を歩いているとき、ふと視界に入ってしまった。自由の女神像に似た裸体と思しき女像『愛の女神』である。
視界に入ってすぐさま近づいた。
至近距離で近づいた。
エロい、エロい…。たまたまそのとき周囲に誰も歩いていなかったのでジックリと至近距離で眺めていた。
「札幌にぽっちゃり熟女の像が…」
「ぷっくり上品に勃った乳首」
「生々しいワキ」
「そしてそこから流れていくプヨった二の腕…」
再びお腹に目がいった。
ちょっと小太りなのだ。それがいい。熟女ならではですごくいい。
ふくよかな太もも…ふにゅっとしてそうなお腹…
「抱き締めたい…」
下に視線をやったときにふと我に帰った。
「美術的な視点で観てよ!」by 筆文字
愛
の
女神
そのおどろおどろしい筆文字で目が覚めた。
エロじゃない、美術だ。美術としてこの女像は展示されている。
だから公然に設置されている。だからだ、陳列者はエロではなく美術の視点で見て欲しいと叫んでいるような作品名だった。
「ワキが、ワキが…エロい…」
「しかし、妙にワキがエロい…嗅ぎたい…」
だめだだめだ、再び我に帰る。
そして改めてふと思ってしまった。
「北海道はやたらエロを試してくる」という事実に。
北海道札幌はエロを試してくる大地
「まさかエロい目で見てるってことはないよね?」といったことを試してくる。「当然、美術的な目で見てるよね?」といったことを試してくる。それが北海道だ。
北海道札幌は性の悩みに悩まされていないかどうかをあちこちで試してくる。あちこちにエロい像があるのだ。試される大地というのはジョークではなくエロ分野でもそうだった。
性の悩みに振り回される日常から卒業できたかどうか自身を試す場合は北海道もおすすめと言わざるを得ない。
道でエロい石像を目にしても“胸肉”で勘違いせずに済む
強烈な試練場所である北海道の試練であっても楽に立ち向かえる。もう屈しない。「たとえエロい目で観てしまってもすぐに美術的な視点に切り替えれられる」そんなジョークな視点“胸肉”で対処できる。
「胸は(肉の)アクセサリー」とみなして鑑賞することで勘違いせずに済んでしまう。いや、むしろあえて勘違いしてエロい視点でもガッツリと楽しめてしまう。その視点こそが『胸肉』である。試される大地、そんなエロ試練のエロ大地北海道でさえも胸肉でジョークに切り開けてしまう。
外出時に目にするおっぱい。通り過ぎていくレディースたちのおっぱい。膨らんだおっぱい。服から浮き立つおっぱい。そして視界に入る石像。胸肉で楽しめる。