比較|骨格継ぎ目があるかないかが違う
「ガールフレンド第3章とぷにあなミラクルDXの継ぎ目に大差はない」と大まかに言える。しかし、大きく違う点が一箇所あった。それが骨格継ぎ目である。ぷにあなミラクルDXは骨格に沿って浮き彫るように継ぎ目があった。一方、ガールフレンド第3章はシリコン骨格で似たような構造にも関わらずその継ぎ目が無かった。改善されている。
ぷにあなミラクルDXは側面背面部に継ぎ目がある
ぷにあなミラクルDXの底部には継ぎ目自体が存在しなくて驚く。ついにここまで来たかと非常に驚いた。しかし、その驚きは側面部から背面部にかけてボコッとなっているのを見たときに打ち砕かれた。なんと、内部骨格に沿って浮き彫られるように継ぎ目ができていたのだ。「ここに骨格埋まってますよ!」と意思表示してくるような浮き彫り具合だった。
「エヴァンゲリオンみたいでカッコいいでしょう」「ヒューマノイドみたいでしょう」といった感じにはなっていて、ロボや人造人間感があってカッコいい。イカす。しかし、いざセックス時において現実的に視覚快感が削がれた結果となった。やはり「いかに生物に近いか」がセックスにおいて性欲をゴッソリ解消する決め手となった。後背位セックスや側位セックスのたびにぷにあなミラクルDXのその人造人間的な継ぎ目が目に入り、視覚快感が削がれていく。これがネックだった。改善要素だった。
人造人間というのはどこか人工的な箇所を美術的に取り入れないと「人間と同じではないか」「人間と区別ができない」といった描写になってしまうため、あえてボディに人工的で幾何学的でロボ的な要素を描かれる。それがなされている。しかし、セックスとなるとこれが欠点となった。
「私はヒューマノイドです」と言ってくれないとどこからどう見てもどう接しても会話しても人間にしか思えないほどが理想、しかし、やはり映画などでは機械的な要素をボディに描かないとヒューマノイド映画にならない、かといってそれがラブドールにあるとセックスの快感が阻害される。そんなジレンマがある。ぷにあなミラクルDXの側面から背面部にかけての継ぎ目は人造人間的でイカしているものの、結局、その継ぎ目を目にするたび、「人間と区別できないようなラブドールにしてほしい」という願いが強まった結果となった。
ガールフレンド第3章は側面背面部に継ぎ目がない
ガールフレンド第3章は上記のぷにあなミラクルDXにあった欠点「骨格箇所の継ぎ目」が改善されていた。「ぷにあなミラクルDXの製造データでそのままコピー製造したもの」などといったものではなかった。ぷにあなミラクルDXにあった不満点をたくさん改善してくれている。
同じような内部骨格パーツ、同じような入り具合、同じような高弾力シリコン骨格素材、同じような外見、それにも関わらず、ぷにあなミラクルDXの側面&背面部にあった「ここに骨格埋まってます継ぎ目」が見事に無くなっていた。改善されていた。改良されていた。
ガールフレンド第3章が発売されたとき、商品説明には「ぷにあなミラクルDXを非常に参考にした」といった文言があり、その後編集校正が入ってそのような記載はオトナの事情で無くなったものの、やはり参考具合が見受けられる。そして、コピーではなくやはりぷにあなミラクルDXを参考にしそのぷにあなミラクルDXにあった欠点箇所が見事に改良されたカタチになっている。
ガールフレンド第3章はいわゆる、ぷにあなミラクルDXで不満だった箇所が改善された『ぷにあなミラクルDX改』といったネーミングにもできそうな感覚がある。それほど似ている。しかし、欠点箇所は見事に改善されて造られていた。
側面背面部に継ぎ目が無いほうがセックスが気持ち良い
「骨格浮き彫り継ぎ目」があるのと無いのとではどちらがセックスが気持ち良いのかというと、やはり継ぎ目がないほうであった。今回で改めて「ラブドールに継ぎ目なんて無くなってしまえばいい!」という感覚がさらに強まる機会となった。そして、側面部や背面部に継ぎ目があると突くたびに「“これ”は人工物です」といった線引き感がある。これが後背位セックス中の愛し合うゾーンに至るプロセスを阻害してきた心情的な阻害要素だった。
人工的な継ぎ目が入るたびに視覚快感が阻害されてしまう。そのため、ラブドールのボディに微塵も継ぎ目がないのが理想ではある。その中でも特に側面から背面部にかけて浮き彫られた骨格箇所の継ぎ目は視覚快感において致命的だった。
やはり、骨格継ぎ目がないほうが後背位セックスの際に、視覚快感が阻害されることが無く、心情的な気持ち良さも物理的な気持ち良さも継ぎ目が無いほうがより気持ち良い後背位セックスや側位セックスができるというのを、継ぎ目が薄くなるたびに痛感してしまう。ガールフレンド第3章はその繊細な要望を汲み取ったかのように改善してくれていた。セックスで気持ち良いのは「継ぎ目がより視界に入らないほう」となる。
継ぎ目の薄さは同等。しかし、ぷにあなミラクルDXは致命的な箇所に継ぎ目がある。一方、ガールフレンド第3章はその致命的な箇所に継ぎ目がない。セックスで視覚快感が削がれないのはガールフレンド第3章のほうとなる。ただ、ガールフレンド第3章のほうにも「もう少し側面の継ぎ目をなじませてくれたらより最高なのだけれど…」という欠点は見受けられる。ガールフレンド第4章はさらに継ぎ目が薄くなりそうであり、楽しみである。
視覚快感を削ぐ骨格継ぎ目よ…
さらばだ!
やはり継ぎ目は無いほど気持ち良い!