「ズサササーッッ」セコマがこんなにジェントルなコンビニだなんて。

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セコマ店員の方がパンコーナーの真ん中辺りから端まで「ズサササーッッ」と、横に滑っていった。なんと棚卸し作業を中断してさらにはその場所から退避してまでパンコーナーをあけてくれたのだ。「セイコーマートがこんなにジェントルなにコンビニだなんて予想外だった…」そう久々に胸が踊ったのであった。

コンビニでゴッド扱い

大晦日の19時、セイコーマートに豆腐を買いに行った。大晦日だからなのか誰もいない。豆腐をカゴに入れ、パンコーナーに歩いていった。するとそこにはセイコーマートの店員の方がレジカゴに大量のパンをいれて棚卸し作業をしていた。近づいて来るのを察知したのか、こちらに振り向いた直後に「まるで横にスズメバチが急に横入りしてきてそれに驚いて横飛びムーンウォークしていくように」その場所をよけてくれたのだ。要人になったようだった。キング扱いだった。ゴッド扱いだった。とにかく大事に扱われている感覚がして感動した。全身で感動した。

まるで子犬になった様

棚卸ししながら横にずれたりしただけではない。棚卸ししているのを中断して、まるで「子犬が両膝に覆いかぶさってくるのを前かがみになりながら両手の肉球を優しく包んで両手握手する」かのような体勢で「どうぞ^^」と言わんばかりに腰を曲げて両手でジェスチャーしながらよけてくれたのだ。お礼を言って、パンを選んでそのコーナーを去った。

“もうセコマにしか行きたくない”

豆腐だけを買って帰るつもりだった。「豆腐のパッケージを開けてそこに醤油をかけた最高のご馳走」で最高の大晦日を迎えるつもりだった。しかし、パンコーナーをあけてくれた瞬間から物理的なお礼がしたくてその時にパンも一緒に買ってしまった。払った金額は豆腐とパンを合わせてわずか170円だったが、そのような場合にもこのようなジェントルな態度をとってくれた。いや!“とってくださった”だ!人情を排除した対価的視点で冷酷無慈悲に考えても、その対価に対して明らかに割に合わない異常なジェントルさだったのだ。

「もうセイコーマートにしか行きたくない」そう思ってしまった。そうしてセイコーマートが大好きになった。そうして北海道が大好きになってしまった。

掲載:COMPANY|ECLAIR.(エクレア。)
著:胸肉“北海道研究”現場活動員第201801160139号

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